ブログ

BLOG

名古屋高島屋にて竹を使ったインスタレーションイベント開催

名古屋の高島屋にて、株式会社domusが手がけた竹のインスタレーションイベントに参加してきました。会場に足を踏み入れた瞬間、青々とした竹が立ち並び、空間全体が竹林の中にいるような感覚に包まれました。造園・空間演出を専門とするdomusが、百貨店という非日常の舞台で「雲と雨」をテーマに描き出した竹アートの全貌と、制作の裏側にあるこだわりを、お客様の声とともにご紹介します。domusのイベント・装飾サービスに関心をお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください。

執筆者プロフィール

株式会社domus(ドムス)

愛知県一宮市を拠点に、造園工事・庭づくり・イベント空間演出・外構工事を手がける総合造園会社。伝統的な造園技術をベースに、バンブーアートをはじめとした自然素材を活用した空間デザインを得意とし、一般住宅から商業施設・百貨店イベントまで幅広い施工実績を持ちます。企画・提案から施工まで一貫したワンストップ対応で、愛知・名古屋エリアを中心に全国各地でご依頼を承っています。

今回のイベントについて

今回ご紹介するのは、名古屋市中区に位置する名古屋高島屋にて開催された、竹をテーマにしたインスタレーションイベントです。株式会社domusが空間演出を全面的に担当し、百貨店のフロアを竹林のような幻想的な空間へと変貌させました。

domusは造園・庭づくりの専門会社でありながら、バンブーアートを核とした商業施設・イベント空間の演出にも積極的に取り組んでいます。今回の高島屋でのイベントは、その実力と技術力が高く評価され実現したプロジェクトです。名古屋という人流の多い一等地にて、多くの来場者の目を引く空間が生まれました。

名古屋高島屋の竹インスタレーションイベント・展示パネルと映像
イベント説明パネルと映像展示の様子

竹で「雲と雨」を表現したコンセプト

今回のインスタレーションのテーマは「雲と雨」です。まっすぐに伸びる竹の束が「雨粒の落下」を、竹を曲げ編み込んで形成した大型の円形オブジェが「雲」を表現しています。竹のしなやかさと強靭さという自然素材ならではの特性を最大限に活かし、見る人が空を見上げるような感覚を屋内で体験できる構成になっています。

竹は古来より日本人にとって身近な植物であり、空間を清浄に保つ力があるとも言われてきました。その竹を使って「空」や「気象」という無形のものを表現するというコンセプトは、造園の専門家であるdomusならではの発想です。百貨店という商業空間の中に、一瞬で「自然の中にいる」という感覚をもたらす、圧倒的な存在感を放っていました。

竹で雲を表現した大型バンブーアートオブジェ
竹を編んで形成した「雲」を表現するオブジェ

桑名の竹林から選りすぐりの素材を調達

今回の作品に使用した竹は、三重県桑名市の竹林まで直接足を運び、一本一本を見極めて厳選したものです。同じ竹でも、太さ・節の位置・色・まっすぐさには個体差があり、インスタレーションとして美しく見せるためには均質なものを揃える必要があります。domusのスタッフが現地へ赴き、数多くの竹の中から今回の作品にふさわしいものだけを手作業で選び抜きました。

素材へのこだわり

竹は生きた植物であるため、切り出しのタイミングや保管方法によって質が大きく変わります。domusでは、竹の切り出しから現場搬入・設置に至るまでの工程を一貫して自社で管理し、素材の品質を最後まで守り抜くことを方針としています。

高島屋会場に設置された竹の柵と竹製什器
竹を活用した什器・展示台もdomusが手がけました

百貨店ならではの厳しい規定との戦い

百貨店という施設でインスタレーションを行うにあたり、最も苦労したのが高島屋独自の安全・防火規定への対応でした。今回は100本を超える竹すべてに防火剤を丁寧に吹き付ける作業が必要で、これだけでも相当な時間と手間がかかりました。

さらに、竹の長さについても厳密な規定があり、展示スペースに合わせて一本一本の寸法を揃える作業も求められました。自然素材である竹はそれぞれ長さが異なるため、カットして寸法を統一しつつ、なおかつ見た目の美しさを損なわないよう配慮する技術が必要です。安全性と美観の両立という、百貨店ならではの高いハードルをクリアしたことで、今回の高品質な仕上がりが実現しています。

施工における主な対応事項

対応項目
内容
防火剤の塗布
使用した竹100本以上すべてに、高島屋規定に基づく防火剤を均一に吹き付け
長さの統一
百貨店の天井高・展示スペースに合わせ、竹の長さを一本一本カット・調整
素材の厳選
桑名の竹林へ直接赴き、太さ・節・直線性などを見極めた選別作業を実施
搬入・設置管理
百貨店内への搬入から設置・固定・仕上げまですべて自社スタッフが一貫対応

domusのこだわりポイント

今回のプロジェクトを通じて、domusのいくつかのこだわりが凝縮されていることがわかりました。まず、素材に対する徹底的なこだわりです。竹を桑名の竹林まで直接仕入れに行くというスタイルは、産地直送による品質保証であり、「本物の自然素材」を使うことへの強い姿勢の表れです。

竹のインスタレーション全体像・複数の竹束と雲オブジェ
複数の竹束と雲オブジェが連なる会場全景

次に、規制・制約の中でも美しさを追求する設計力です。防火規定・長さ規定という制約を「妥協の理由」にするのではなく、それらをクリアした上でコンセプトを完全に表現しきるという姿勢は、造園・空間演出のプロフェッショナルとしての矜持を感じさせます。

また、今回の展示では竹製の什器や敷物・苔・石なども組み合わせて使用しており、竹林の床面から天井までを一つの世界観として完成させています。点ではなく空間全体を設計するという、domusならではのトータルデザインのアプローチが如実に表れた作品となっています。

苔と石を使った竹インスタレーションのベース部分
苔と石を組み合わせたベース部分にも日本庭園の美学が宿っています

お客様の声・来場者の反応

イベント会場には多くの来場者が訪れ、竹のインスタレーションの前で足を止めて見上げる方や、写真を撮られる方の姿が絶えませんでした。百貨店のフロアという日常的な空間に突如現れた「竹林」は、来場者にとって大きな驚きと感動をもたらしていたようです。

お客様の声

「百貨店の中に本物の竹林が現れたようで驚きました。竹の香りや質感を間近で感じられて、自然の力を改めて実感しました。」「雲と雨という見えないものが竹で表現されているとは思わず、説明を聞いて改めて見ると全く違う景色に見えました。」

今回のイベントを企画・施工したdomusの代表・平山郁夫氏(愛知県一宮市出身)は、「百貨店という空間の規制をすべてクリアしながら、竹が持つ本来の美しさと力強さを最大限に表現することが今回の挑戦でした。竹林から自分たちで竹を選び、防火処理・長さ調整まですべて手をかけることで、妥協のない作品を届けられたと思っています」と語っています。

名古屋高島屋の竹インスタレーション会場全体像
多くの来場者が足を止めた会場全体の様子

まとめ

今回の名古屋高島屋でのバンブーインスタレーションは、竹という自然素材の可能性を存分に示した空間演出の好例でした。三重県桑名の竹林から厳選した素材を調達し、100本以上への防火剤塗布・厳密な長さ調整という百貨店ならではの高い規定を乗り越えながら、「雲と雨」というコンセプトを見事に形にしてみせた株式会社domus。その技術力と素材へのこだわりは、造園の域を大きく超えたアートの域に達しています。

愛知・名古屋エリアでイベントの空間演出や装飾施工をお考えの方、商業施設・百貨店・展示会でインパクトある演出をお求めの方は、ぜひdomusへご相談ください。企画・提案から施工まで一貫してお任せいただけます。domusの施工実績ページでは、これまでに手がけた多彩なプロジェクトをご覧いただけます。

────────────────────────
株式会社domus
本社  〒491-0014 愛知県一宮市南小渕字屋敷99-1
事業所 〒491-0014 愛知県一宮市南小渕中崩83-1
TEL 0586-81-2284
FAX 0586-81-2284
────────────────────────

関連記事一覧